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マイケル・ジャクソン THIS IS IT

This Is It - Movie Poster - 27 x 40

 音楽ものというかバックステージというよりライブものゆえ、感想はこちらに
音楽ステージ映画ドキュメンタリーで言えば『エルヴィス・オン・ステージ』を思い出しつつ観ていました。

『犬と猫と人間と』

20091022222157


 犬や猫が人と生活をともにするようになったのは、人がそれを望んだから。種の改良といった手の込んだことから、心を通わせることを憶えさせて依存するよう仕向けたと言ってもいい。でもそうやって彼らは人を信じるようになったのに、人は身勝手な都合でちいさな命を裏切ってしまう。
 そんな現実を分かってほしくて、見知らぬ映画監督に「映画を撮ってほしいの。お金はだすから」と声をかけたひとりのおばあちゃん。そして悩みつつ手探りしながらも人の都合だけで置き去りにされた犬や猫の行く末を追っていく監督。

 上映後のトークで監督もいっていたけれどそんな動物愛護やら趣旨に賛同して映画を応援してくれる人は多くても、ノラネコの避妊手術の際、ほとんど生まれる寸前で摘出される胎盤に包まれたまんまの子ネコたちの姿をみたいと思う人はいないだろうし、亡きご主人様をの帰りをひたすら待つ忠犬のまなざしならともかく、炭素ガスで安楽死させられるのを待つばかりの捨て犬の心許ないまなざしを映しだした映像をみたいと思う人も多くはないだろう。わたしだってそうだもの。でもそれは1人でも多くの人がきちんと正面から見つめないといけない現実だし、見つめて考えることがこんな悲しいことを招いた人間一味としての責任なのだ。

 映画はそんなツラくて重苦しい場面ばかりを映し出すのではなく、ひとときテレビの話題をさらった「崖っぷち犬」の飼い主抽選にメディアが集まる地元の施設で、団地で生まれた小犬たちを自分たちのお小遣いをやりくりして世話しながら里親を見つけようとする小学生の子たちや、ボランティア施設で里親捜しのために犬たちにしつけをおぼえさせようと試行錯誤するスタッフの様子やそこに我関せず、といった顔して遊びにやってくるノラネコさんの様子などユーモラスであったり、ほっと心が温かくなる場面もほどよくまぶされています。
 伝える側の立ち位置がこういう題材だと声高な糾弾にもなってしまいそうだけど、ひとつ監督が自分の考えを施設の人に話してきかせる場面を含めても、静かな距離というのか変に偏っていないあくまでも伝える視線の貫かれている様子が秀逸だと思いました。だから響くのでしょう。
 犬や猫と暮らして、あんまり好きな言葉じゃないけど「癒し」を人が得るように、どんな犬も、ネコも、そして人もみんなちいさくていいから幸せな気持ちをお互いに感じられるような世の中になればいいのに。心からそう願ってやみません。
 大人から子どもまでひとりでもたくさんの人にみてほしい作品です。ぜひ劇場に足を運んで下さい。

監督:飯田基晴 2009年製作
@ユーロスペース オフィシャルサイト

『愛のそよ風』

愛のそよ風 [DVD]
原題:Breezy 監督:クリント・イーストウッド
出演:ウィリアム・ホールデン、ケイ・レンツ 1974年製作

 ハロー、マイラブ/ハロー、マイライフ
これぐらいの年代ってヒロインの名前を冠したロマンスもの、わりとあったような気がしますが、本作の「Breezy」というのもヒロインのニックネーム。とはいえ邦題のようにさわやかなそよ風が吹き抜けるような愛らしい作品でした。
 バツイチで割り切った大人の関係をエンジョイしながらシングルライフを送る不動産業の中年男と、地方から出てきたばかりの屈託のないまっすぐな少女が出会いやがて恋に落ちるというよくある話といえばそうかもしれないけれど、そのさりげない、しなやかなぬくもりが実にみていて心地よい。本作はイーストウッドが監督業に専念した初めての一作だそうだけれど、これが「あの」ダーティ・ハリーのイーストウッド作品?ってきっともっと前に見ていたら驚いたはず。彼の後年の作品の数々を少しは知る今となっては、まさに今に通じるきらめきの原点を感じるのだけれど。「とりあえず1年だけがんばってみよう」とこの期に及んで憎まれ口をたたくおじさんに、「ううん、まだ1年も時間があるって考えるのよ」と切り返すブリージーがどこまでもすがすがしいのです。
 角の取れたヒラリー・スワンク風のヒロイン、K・レンツがとってもキュート。芸達者な黒いワンちゃんもとてもいい味出してました。

@PFF09 7/17〜8/5 @東京国立近代美術館フィルムセンター
イーストウッド!映画監督クリント・イーストウッド誕生

『 レディバード・レディバード』

Ladybird, Ladybird [DVD] [1994]

原題:Ladybird, Ladybird 監督:ケン・ローチ 1994年製作
出演:クリシー・ロック、ウラジミール・ベガ

 主人公は悲しい過去を持つイギリス人女性マギー。女手一つで4人の子供たちを育てていたけれど、子供たちを残してパブに出かけた間にボヤ騒ぎが起きて、母親としての資質を問われ子供たちを施設に取り上げられてしまう。心に傷を負った彼女に移民の男が好意を抱き、やがて二人は愛し合うようになり子供を授かるのだけれど、役所は彼女が子供を育てることを認めず、産まれた子供を次々に取り上げてしまう。最初のうちは手を取り合って立ち向かおうとした二人も繰りかえされる徒労にうち砕かれそうになるのだけれど…。

 実話なのだそうですが、たまたま犯したケアレスミスに法規則が延々付いて回り、彼女が母親となることをとことん認めないという、あまりにも辛すぎる非情な話です。ゆりかごから墓場まで面倒を見てくれるらしいイギリスの社会制度だけど、そんな中にもこんな形の歪みもあるんですね。母性は法を持って割り切れるものではないだろうに。本国で公開された当時は社会的な問題として大きく取り上げられ話題になったそう。

 そういえば劇中、マギーがパブのカラオケで歌っていたのが下↓の『ローズ』のテーマ曲だった記憶があります。

('96)

『ローズ』

The Rose

原題:The Rose 監督:マーク・ライデル 1979年
出演:ベッド・ミドラー、アラン・ベイツ、ハリー・ディーン・スタントン

 ジャニス・ジョプリンをモデルにして描いたという一人の女性シンガーの物語。取り巻きに囲まれて明るく豪快な言動を振る舞っても、心の片隅に孤独を抱える女性ロッカー、ローズ。そんな彼女が孤独から逃れるために酒とドラッグにおぼれ、やがて破滅していくという、典型的なといってしまえば典型的すぎるSex, Drag and Rockn'Rollを描いた物語ではあるのですけれども、ボロボロの身体で野外ステージに立ち、大観衆の前でバラード「Stay with me」を歌いあげるシーンはとにかく圧巻。ベッド・ミドラーはまさに大熱演。エンドクレジットで流れる「ローズ」のバラードもヒットしました。

amazonでみて気がついたんですが、ヴィルモス・ズィグモンドの名前でも分類されてた。ひゃー、こんなの撮ってるんですね。

@早稲田パール座('80)
ケンゾーの『夢…夢のあと』と2本立てで観ました

『ガーターベルトの夜』

Jarretelles


(ザツダンです)
『エリザとエリック』『サム・サフィ』のデヴネ監督デビュー作。TIFFのヤングシネマ部門に出てた記憶あり。エリザ〜のほうだったかな。当時のとんがってる系というかおされな雰囲気楽しむ映画だったような。って中華テクノ風のテーマ曲ときらきらイメージしか憶えていませんが、劇場公開版では字幕監修に田中康夫氏がついてたんですよね。当時の最先端といえばヤスオちゃんだったのかもしれませんけども、「ペログリ言葉」満載で意味不明でした。内容がちっとも頭に入ってないのはそのせいもあるとおもうんだな。流行り言葉を字幕につけるとろくなことがないという見本のような作品だったかも。

原題:La Nuit Porte Jarretelles 監督:ヴィルジニー・テヴネ 1984年製作
出演:ジュザベル・カルピ、アリエル・ジュネ
@シネセゾン渋谷 レイトショーにて

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Author:mako
Morioka出身Tokyo在住.
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