- flicks review (ex.blog) II -


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『それぞれのシネマ』
sore

 短編映画もオムニバス映画も好きなんですが、集めて一度に見せるのも限度があるもんで、やればいいってもんじゃないだろーなんてようなことは『パリ、ジュテーム』のときにもちらりとこぼしたような気がするんですが、その後のカンヌで常連組みによるオマージュ短編作品が上映されると聞いたときには正直頭抱えたのはいうまでもありません。あっちは5分、こっちは3分とはいえ監督35人分だって。ゲロゲ〜ロ。これは機会があってもみるかしらーなんて興味のない振りをしてみましたが、やっぱりこっそり観てしまいました。

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『暗闇の女たち』
yami


 第二次大戦中にフランスの対ナチス・レジスタンスというか工作員として身を捧げた5人の女性たちの物語。兄や夫と共にレジスタンスニ参加し活動を続けてきたスナイパー、ルイーズ。戦闘で夫を失った直後に英国の工作機関に所属する兄から任務を受け、連合軍のノルマンディ上陸作戦の鍵を握る重要な役目を担っているものの敵襲によって負傷し軍の病院に収容されている工作員の救出作戦に向かいます。彼女の仲間に選ばれたのは元キャバレーの踊り子だったり死刑を待つばかりの女囚や爆弾作りが趣味の少女などほとんど戦いとは無縁の女性たち。なんとか病院に潜入し尋問にかけられた工作員を助け出して作戦遂行と思いきや、今度は尋問によって作戦に感づいたドイツ軍将校が軍会議に報告を上げる前に暗殺するようにとの指令を受け…、というお話。

 とりあえず報酬目当てで集められてわいわいまとまりのない素人女性たちをルイーズは覚めた目でみているんだけれど、それが状況がどんどん困難になっていくに従って彼女たちの中に共にに戦うものとしての仲間意識が生まれていって、ルイーズもまた仲間たちを本当の同志として信頼を寄せるようになる。事実に基づいている物語とのことで見所もそれなりに多い作品ではありましたが、痛いところもありました。

 キャストが豪華です。ソフィーはじめ、マリー・ジラン、『ぜんぶ、フィデルのせい』でも好印象だったジュリー・ドパルデューに『ある子供』のデボラ・フランソワというフランスの売れっ子女優陣にイタリアからはマヤ・サンサ、ナチスの将校役にはあんまりドクロ帽が似合ってないモーリッツ・ブライプトロイなどなどヨーロッパから旬の人々集めました的な感じ。
 ソフィー扮するルイーズはあんまり感情表に出さない冷徹な女闘士みたいな設定だったのかと思うんですが、出だしの暗い場面では顔がアップになって映ってもわからんぐらい顔つきから変わっていて気合が入ってた感じ。本編でも尋問される場面は体当たりの演技を見せていてちょっと違った雰囲気受けました。マリーちゃんもデボラちゃんもそれなりによろしかったけれど、一番おいしいというか緩急効いたお芝居していたのはジュリー・ドパルデューだったように思います。マヤ・サンサはもうちょっと出番多くてもよかったですねー。重要ではあったんでしょうけれど、なんかゲスト出演みたいな感じでした。

原題:LES FEMMES DE L'OMBRE  監督:ジャン=ポール・サロメ(『ルーヴルの怪人』『ルパン』)




かつて、ノルマンディーで
katsute
予告のイメージだとノルマンディー地方の農民の暮らしが中心に来ている話なのかと思ったんですがもっと広い話でした。




ペルセポリス
Persepolis

 イラン革命後のテヘランに育った元気印の女の子の成長物語。カンヌ映画祭の時から欧米で熱狂的に迎えられたアニメ作品とのことですけれど、反イランのプロパガンタ映画という人もいるそうです。そういうのも分からないことはない。
 王族の血筋で、親戚に反政府活動家がいて、娘を案じる両親によって国外留学までさせてもらえるこの子ってその当時の市井の子からしたら相当特殊な環境だったんじゃないかと思うし…どうなんでしょうねー。その当時だってもっと普通の環境で留学なんかしなくたって元気で、普通に恋をして夢やぶれてっていう経験をした女の子はたくさんいたんじゃないのかなあとも思ったり。ひとりの女の子のサンプルということでしょうね。とりあえずIron Maidenはパンクじゃないんですけども。
でも、おばあちゃんは品がある中にもたくましさが感じられてステキな人だなーと思いました。



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