『ベアーズ・キス』

お話はちょっと違うけれど『レディーホーク』を思い出しました。
シベリアの森林で母熊を殺されそのまま猟師の手元に置かれていた小熊は、育ての親と動物を仕入れにやってきたサーカス団の少女ローラの目にとまる。サーカスに飼われることになった小熊はミーシャと名付けられてローラの愛情を一身に受けてかわいがられていたが、やがてなんと夜ごと人間の青年に姿を変えるようになりローラと恋に落ちる。サーカス団を離れ大道芸人としてヨーロッパの町を転々とするローラと仲間たち。たどり着いたスペインの町である夜、彼女に下心を抱き襲いかかった仲間の一人をミーシャは一撃で殺してしまう。人間の命を奪ってしまったミーシャはもう二度と人間の姿に戻ることはできない、そんなミーシャを生まれ故郷の山に返そうとローラはシベリアへ向けて車を走らせるが…
『鉛』
第2次大戦後のイラン、建国されたばかりのイスラエルへ移住を希望するも叔父が反シオニズムの活動を行っていたという理由で申請を断られるダニアルとムネスという若いユダヤ人夫婦。密航の準備を整えようと2人が自宅へ戻った矢先シオニストの放った殺し屋が叔父を殺しにやってくるが、その現場をたまたま通りかかった隣人ミルザが殺人犯として投獄される。殺し屋の顔を目撃したダニアル夫婦はトラブルを怖れ一刻も早く国外へ逃亡しようとその場を立ち去るが、ミルザの弟で新聞記者のヌリは兄の無実を証明するために夫婦を証人として法廷に立たせるべくその後を追う。
『砂と霧の家』
『カレンダー・ガールズ』

イギリスの片田舎の主婦たちが奮闘する普通のコメディだと思っていたので、カレンダー作りのきっかけが予想に反してとてもシリアスだったことに驚きました。ひねりが最初に入った感じ。婦人会のおばちゃんたちがカレンダーづくり→販売にこぎ着けようと奔走するあたりまでは非常におもしろく観られました。売れてしまってからのお話しはちょっとパワーについていけないところもあったけど、夫婦の愛情や仲良しおばさん同士の友情などときおりジーンとさせられるエピソード配分が絶妙すぎです。
しかし毎度E!のファッションレビューではジョーンおば格好のやり玉に挙げられているH・ミレンが丘の上の太極拳の場面でもひとり洗練されて見えるのがなんだか不思議だったかも。個人的にはこの人結構好きなんですが。
原題:CALENDAR GIRLS 監督:ナイジェリ・コール 2003年製作
出演:ヘレン・ミレン、ジュリー・ウォルターズ、シアラン・ハインズ
『ビッグ・バウンス』

アメリカ本土からハワイにやってきてサギやらコソ泥を働いては小銭を稼いでいたサーファーのジャックは ふとしたことがきっかけで地元の裏社会のボス、ワルターが経営するペンションの手伝いをするようになる。そんな彼がビーチで一目惚れしたのがワルターとは敵対関係にあるレイの愛人ナンシー。人目を避けて二人はデートするようになるが、やがてジャックはナンシーにレイの自宅金庫に隠してある大金を盗み出す計画を持ちかけられる。そこには甘いワナが潜んでいた…。
O・ウィルソン、M・フリーマン、G・シニーズ(←ほとんどゲスト出演に等しい…)共演のハワイを舞台にした美女がらみの化かし化かされ合いcon movie。話の舞台はハワイに変わっているけれど、69年にライアン・オニールと当時の嫁リー・テイラー・キングが共演した邦題「悪女のたわむれ」のリメイクなんだそうです。
『ポリー my love』

保険会社の有能な危機管理アナリスト(コンサルタント?)として成功しているルーベン(B・スティラー)。石橋を叩いて渡るどころか危険なことには一切近づかない完ぺき潔癖性の彼はかねてからの結婚願望をようやく叶えて、つきあって3ヵ月のリサと盛大な結婚式を挙げる。しかしまさに幸せ絶頂で出かけたハネムーン先で、ルーベンはリサと地元のフランス男の情事真っ最中の現場を目撃。彼は新妻を残し1人帰宅する。
会社に出社すれば既にハネムーンの悲劇は同僚たちにもろバレ。傷心のルーベンは学生時代からの親友で落ち目の俳優サンディ(P・S・ホフマン)に誘われるまま、新たな出会いを求めてとあるパーティに出かけるが、そこでウェートレスのバイトをしていた中学時代の同級生ポリー(J・アニストン)と偶然再会する。渡りに船とばかりにアタックを仕掛けるルーベン。自由気ままで人に縛られない生活を送ってきたポリーは結婚なんて全く興味がない。でもせっかくの新居を無駄にしないためにもなんとかその気にさせたいルーベンは苦手なダンスやエスニックレストランに出かけてポリーに気に入られようと涙ぐましい努力を続ける。その甲斐あってなんとなーく2人はいい感じになってくるのだけれど、そんな時フランス男と別れたリサが「もう一度やり直したいの」と現れる。一度の浮気があったとはいいつつ堅気で安パイのリサとあいかわらず結婚には興味がない根無し草のポリー。果たしてルーベンの選択は??
『アマル・アクバル・アントニー』
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解説によれば70年代のインドで流行したマルチスターシステム映画とのこと。その当時にはハリウッド映画でもよく撮られてたと思うんですが豪華スターの共演作品なのですね。たしかにあんまり、というかほとんどインド映画を知らないわたしでもアミターブ・バッチャンやリシ・カプールの名前は聞いたことがありまする。
雇い主の身代わりに投獄され出所してきた男。数年ぶりに再会した妻は病を患い子供は飢えて泣いている。家族を十分養ってくれるはずだったと主人のもとへ抗議に出かけるが、そんな約束など一切知らないと屈辱的な態度で一蹴される始末。腹を立てた男は主人の車を奪い家族と逃亡を企てるが家へ戻ると貧しい暮らしを嘆いた妻は死を決意して家出した後。彼は子供たち3人を避難させたあと主人の追っ手をまこうとするが車は崖から落ちて大破。命からがら逃げた彼は車に積んであった金塊を担いで子供たちの元へ戻るがその場には影も形もなかった。実は父親の帰りを待つ間長男は警察署長、次男はサイババを信仰する仕立屋、三男は神父に拾われていた。やがて22年の歳月が流れ、ある日ひとりの老婆に輸血を施すため、成長した3人兄弟は思いがけず互いの素性も知らずに再会することになる。
『ビッグ・フィッシュ』
『詐欺師』
『スイミング・プール』

もうひと月も前に観た作品なので半ば忘れかけてるんですが、おもしろかったことは確か。年老いた父親と二人暮らしのベストセラー作家サラ。スランプに陥り担当編集者に勧められるままに彼の南仏の別荘にやってくる。金持ってるくせに貧しい食生活、外食すればデザートをお皿まで舐めそうな勢いでバカぐい、コッソリ飲んだワインを水で薄めてバレないようにするそのセコさ、流行というといまだにスウィンギングロンドンが浮かんでしまうちょっとカビ臭いおばさん作家の描写は、デフォルメされてるようで怖いぐらいリアルというか醜悪というか。でも彼女がときおり見せるあきらめ入った寂しげな表情が別荘の手入れのされていない、雑草生い茂った中に咲く1輪の花に移動していく場面など繊細な描写がこれまたウマい。オゾンのオバ観察眼にはひたすら感心するばかり…というかコワイです。





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