『華氏911』
『LOVERS』

幾重にも仕掛けられた謀(はかりごと)に翻弄される男女の悲恋を描いた作品。美術がきれいでした。
唐の時代の中国。反政府組織・飛刀門の最強の刺客が遊郭に潜んでいるとの情報を得た朝廷の捕吏、劉と金。客に成りすまして遊郭へ潜り込んだ金は美しい盲目の踊り子に化けていた刺客・小妹(シャオメイ)を宴席に呼び出し、あとからやって来た劉が彼女を捕らえることに成功する。しかし小妹を投獄した後、劉はとある策略を持ちかける。それは金が小妹を牢から逃すふりをして、おそらくアジトへ戻るであろう彼女を追い、飛刀門の組織を見つけて一網打尽にすることだった。計画通り小妹を脱獄させて逃亡を図る金。追っ手から身を守ってくれる金に小妹も信頼を寄せていくが、一方の金は小妹への気持ちと 劉の話以上に真剣に二人の命を狙って攻撃を仕掛けてくる捕吏たちに次第にとまどいを隠せなくなっていく…。
『トスカーナの休日』
『ペッピーノの百歩』
『ドラムライン』
『僕の瞳の光』

たわいもないお客の話に微笑みながら聞き入るハイヤーの運転手アントニオ。ベニーニみたいな運転手もたのしいかもしれないけど、こんな運転手さんばっかならローマのハイヤーの好感度ってかなりアップするのではないでしょうか。
ローマのハイヤー運転手アントニオはある夜の勤務中、女の子と母親に出会う。彼を怪しい人物と思いこんでか とげとげしい態度をとる母親マリア。以来母子の様子が気になったアントニオは悟られないように二人の生活を陰から見つめ、やがて積極的に接触を試みる。次第に心を開いていく少女をよそになかなか警戒心を解かないマリア。商店街で営む冷食店の借金返済に追われたり、別れた夫や孫の将来を案じて自宅へ預かろうとする両親との間に問題を抱えながら、誰の助けも借りずに娘を立派に育てようとやっきになるあまりにまわりが見えていない。そんな不器用ながらも懸命に生きている彼女に惹かれるようになったアントニオは仕事の合間に店の留守番を手伝ったり、彼女の知らない間に借金相手サベーリオに専属の運転手になるから彼女に返済を迫らないようにと交渉したり献身的にマリアの生活を支えるようになる。しかしいつまでも心を開いてくれないマリアと 運転の仕事以外にも不法移民がらみの取り立てやらいいように仕事を押しつけてくるサベーリオにアントニオの無尽蔵にみえた優しさに小さな変化が訪れる。






