『PTU』

PTU

 ジョニー・トーの作品はあまりみたことないんですが、これは真夜中の街の描写がいちいちスタイリッシュで クールな印象。制服姿のPTUの人たちはなんとなく韓国映画みたいなイメージ。 ラストの相撃ちシークエンスは『レザボア・ドックス』以降よくみかける シチュエーションですけど、みんなやってみたいのですかね。
タイトルは特に「PTU」でなくってもという気もしました。 雰囲気としては「真夜中の大捜査線」とかそんな感じですかね。 ダサダサですか?…すみません
19:53 | 0-9/A-Z | edit | page top↑

『カサブランカの天使』

 カサブランカのレストランで仕事に追われる3人の男たち。遠い山村から出稼ぎに出てきた会計係の男は故郷に残した身重の妻の「早く帰って」とひたすら綴られた手紙を手に一家を養うためと懸命に働く。コックの男は名馬を代々育ててきた牧場主の息子。最後に一頭残った白馬を売りさえすれば地代は多めに見てやろうというオファーをはねつけ自分がレストランで働いた金でなんとか片をつけようと奮闘する。また出前を担当するウェイターの若い男は配達途中に町のショーウィンドウでみかけた革靴がほしくてたまらず、自分の軽やかな足にその美しい靴を履き、いつの日か恋人と結婚することを夢見ている。でも世の中は本当に厳しくて。

 彼らのささやかな夢や希望、そして一番大切なものが失われていく様を描いたなんともいえない物語。あとから気がついたんですが邦題は「カサブランカの天使」といいつつも英語のタイトル見ると「カサブランカに天使は飛ばない」→天使はいないなんですよね...(涙)カメラがとてもきれいであるし胸を打たれるものはあるのですが、はかなすぎて少々ツラいものがありました。

英題:In Casablanca The Angels Don't Fly  監督:モハメッド・アスリ
2004年製作 モロッコ、イタリア合作
@アラブ映画祭2005(2005.4.15〜4.25開催)
01:48 | O.T.アフリカ圏ほか映画 | edit | page top↑

『忘却のバグダッド』

 バグダッド生まれでスイス在住のサミール監督がイラクでコミュニストとして活動したことのあるユダヤ系の父親のルーツを探すべく父と同じ境遇であり、かつてバグダッドから約束の地であるイスラエルに渡った4人のユダヤ人作家と、イラク系のユダヤ人として建国間もないイスラエルに生まれ育ち映画にみられるイスラエル国内における西洋系ユダヤ人のイラク系(東洋系)人への差別を発表し一躍時の人となった、現在はニューヨークで教鞭を振るう女性社会学者に話を聞くドキュメンタリー。
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01:44 | O.T.西/中央アジア圏映画 | edit | page top↑

『眠れぬ夜』



 エジプトのカイロで割とリッチな生活をして暮らしてる4組の夫婦・カップル(男性陣は幼なじみ)が繰り広げる浮気や離婚・結婚願望などなど夫婦、恋人たちの危機というかすったもんだをコッテリ盛り込んだコメディというかドラマ。
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01:46 | O.T.アフリカ圏ほか映画 | edit | page top↑

『乾き』

 南イラクの砂漠地帯。日照りに苦しむ小さな村で男たちが集会を持つ。土地を捨て仕事を求めて都市部への移住が提案されるが、ザミル親子は井戸掘りを始める。冷ややかに様子を眺める者、手伝いたくても仕事に追われて心苦しく思う者、不浄と呼ばれて手伝いを拒まれる女たち、そんな中やっと親子は水脈を掘り当てるがわき出た水は塩水だった。雲行きが怪しくなりようやく恵みがもたらされるかと思えば雨は降らず、親子らをのぞいた大半の村人たちは土地をあきらめ都会へと移り住んでいくが…。

 干ばつの村の過酷な現実と村の男女の恋のしがらみがドキュメンタリー風に描がかれますが基本的には教訓もののような。映画は70年代の前半に製作されていますが、夫を亡くした妻のところに村の有力者の息子が毎晩夜ばいに来るあたりは、映画にしちゃっても許されるんだなーとちょっと新鮮でした。

原題:The Thirsty 1972年製作 イラク映画
監督:ムハンマド・シュクリ・ジャミール
@アラブ映画祭2005
22:45 | O.T.西/中央アジア圏映画 | edit | page top↑

『アリアとイサーム』

 部族間の対立で町を離れざるを得なくなったイサームがある故郷に帰ってみるとかつて将来を誓い合った恋人アリアが政略結婚を押し付けられていた。互いの気持ちを確かめ合い駆け落ちも辞さない気持ちでアリアと逢瀬の約束を交わした後、叔父の家に帰ったイサームは実はアリアの父親こそが自分の父を亡き者にした敵であることを叔父夫婦の口から聞かされる。彼が帰郷した目的は父の仇を討つためだった。イサームはアリアの父親を町外れに呼び出し決闘、仇討ちの使命を果たした後アリアの元へ向かう。そんな因果を知らないアリアは恋しいイサームの訪問を喜ぶが...

 まさにイラク版“ロミオとジュリエット”というお話です。恋する乙女アリアが物語の端々で歌を披露するんですが、それはまさにインドとかエジプトとかその辺の映画ののりでした。この作品は現存する最古のイラク映画なのだそうで今回の上映の尺は32分ほどでしたけれど、もしかして本当はもっと長くて歌や踊りも満載だったかもしれないですね。

英題:Alia and Issam 監督:アンドレ・シャターン 1948年製作イラク映画
@アラブ映画祭2005(2005.4.15〜4.25開催)
01:51 | O.T.西/中央アジア圏映画 | edit | page top↑

『デーモン・ラヴァー』

Demonlover (Unrated Director's Cut)

 …無言。感想はどうしようかな。。すでに忘れそうな次作を思い出しつついうと、なんだかなぁって感じ。正直『CLEAN』で「やればできるんだなぁ」と見直したアサイヤスだったので、これに関してはスミマセン。目の付け所はおもしろい人というか掴みはオッケーなんだけど、自分で穴埋めというか補足というかフォローしながら分かってあげられる人だけがみて楽しめればいいってもんでもないと思うんですけども、と暴言吐いてみる。ごめんね、シネフィルじゃなくて。
11:47 | 「た」行 | edit | page top↑

『クライシス・オブ・アメリカ』

クライシス・オブ・アメリカ スペシャル・コレクターズ・エディション

 ジョン・フランケンハイマー監督の『影なき狙撃者』(62年製作)のリメイク。舞台を朝鮮戦争から湾岸戦争に移し、従軍した有力議員の息子を帰国後大統領選に出馬させ国を牛耳ろうとする軍事産業企業とタカ派の陰謀が描かれます。

 湾岸戦争の英雄として帰国したベン・マルコ少佐は帰国後不思議なトラウマに苛まれていたが、やがて同じ部隊に所属していた誰もが共通する不気味なイメージを戦争の後遺症として抱えていることを知る。何かしらの手掛かりを求めようとかつて彼の部下であり部隊を救った立て役者として名をあげ、今や副大統領候補として選挙戦に奔走しているレイモンド・ショーに接触を試みる。
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10:48 | 「か」行 | edit | page top↑

『春の祭典 オーケストラ編/パフォーマンス編』

ベルリン・フィルと子どもたち コレクターズ・エディション

 『ベルリン・フィルと子どもたち』の中で挿入されていたオーケストラのリハーサルかと思っていたらレコーディングの風景と、本番の舞台の映像です。オーケストラが素晴らしいのはもちろんなのでおいといて、本番の舞台の方は映画に出てきたあの子はどこかしら、と ほとんど授業参観のお母さんの気分でみてました。舞台のコンセプトのようなものは正直はっきりとは分からないのですけれどカオス、破壊、(戦争?)、息吹、再生、etc.etc.なんだかいろんなテーマが浮かんでくる舞台でした。でもあのダンス、ぜったい難しいですよー。群舞といっても個々のダンサーの意思が反映されていると思うので、ある程度感じるままに動いてあそこまで集合体でできるようになるのって大変だったと思うし大したものです。偉いよ、子どもたち!
ちなみにDVDのコレクターズエディションには本編とともに収録されていますので、興味のある方は是非ともご覧くださいね。

関連エントリー:『ベルリン・フィルと子どもたち』
11:50 | 「は」行 | edit | page top↑

『ニュールンベルグ裁判』

Judgment at Nuremberg


 第二次大戦後の戦犯裁判を描いた物語。ナチス・ドイツ下の法に基づく裁判を執り行い人々を収容所送りにした裁判官たちの罪を問う裁判。人権擁護の識者として国際的にも名高い人物が裁きをうける立場に立っていたことからそれは悪しき法令を産んだナチスに罪がありそれに準じて裁いただけの彼らは恩赦をうけるべきと訴える弁護士と彼らの裁きによって収容所に送られた罪のない人々がいかなる末路をたどることになったのか徹底的に糾弾する検察官、双方の言い分を聞きながらいかに判決を下すべきか苦悩するアメリカの片田舎から招かれた引退間際の老裁判官。豪華な出演陣が繰り広げる緊迫する法廷の場面は見応えがあります。
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11:51 | 「な」行 | edit | page top↑