『チェ・ゲバラ&カストロ』

ジャロに訴えちゃるといわれても知らないよ...なガエル売り
ガエルくんのゲバラ役と言えば当然去年公開になった『モーターサイクル・ダイアリー』が記憶に新しいのですが、これはその1年ほど前に彼がゲバラ役を演じていたテレビ用の映画とのこと。原題は「FIDEL」。はい、カストロさんの半生を描いたテレビ映画です。でもやっぱり発売元さんもここはガエルくんで売りたいところかと思うので(そしてまんまと手のひらにのっけられたわたしがいるんですが…)、全面的にポスターやら宣材関係も彼がメインできてますが、何度もしつこいけど 主役はカストロさんです。とはいえ正直いって前半後半で取り扱いの分量というか監督の視点みたいなのもカストロ→チェにブレてる気がするにのでこれはこれでタイトル的にはいいのかも知れないけれど、でもCMの入るテレビ映画なら許される作りでしょうが、通してみるとかなり中途半端な印象が残ります。
中身についてはキューバ革命などカストロさんやゲバラの生きた時代をよく知らない私のようなものにとってはお勉強のとっかかりになるかと思います。でもアメリカのテレビ映画だからとはいってもスペイン語でみたかったよね。&やっぱしガエルくんは青年時代はまだしも大人になってからのチェを演じるにはちょっと青い気もします。そんなわけで今の進行状況がどうなってるか分からないけれどデルトロの「チェ」が早く見たくなりました。(DVD鑑賞)
原題:FIDEL 監督:デヴィッド・アットウッド 2002年製作
出演:ビクトル・フーゴ・マルティン、ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ
『ベルンの奇蹟』

「奇跡の大逆転」といえば…って大逆転といえば先日のチャンピオンズリーグの決勝、リヴァプールvs.ミラン戦も記憶に新しいのですけれど、そんな興奮もさめやらぬうちの鑑賞。
1954年7月、敗戦後のドイツの都市エッセン。マチアスはパブを経営する母親、兄姉と暮らす11歳の男の子。同年代の子供たちと同じようにサッカーが大好きだけどちょっとひ弱な彼は仲間の中でもおみそ的な扱いで自分に自信がない。でも自慢できることがひとつ。それは地元のサッカーチームのエース、ボスことヘルムート・ラーンの付き人をしていること。マチアスがみている試合では必ず点を決めることができるとヘルムートは彼をかわいがり、マチアスにとってもそんなヘルムートは彼の一番のヒーローで父親や兄貴のように慕っていた。ボスがその年スイスで開催されるワールドカップの代表選手に選ばれるという吉報が届いた時、マチアスの家にも朗報が届く。それはマチアスが生まれる前に大戦に出かけソ連の捕虜となっていた父親リヒャルトが11年ぶりに帰郷する知らせだった。でも長く辛い捕虜の生活から解放されたものの戦後の新しい暮らしになじめずトラウマに苦しみ、家族にも辛く当たってしまうリヒャルトにマチアス一家は困惑し、またW杯を戦うドイツチームも最強のライバル、ハンガリーに1次リーグで大敗を喫し、なかなか試合に出してもらえないボスにも不満が募っていた。はたしてマチアス一家は父親と和解できるのか、そしてドイツチームは国民の期待に応えることができるのか。
『スリー・ステップ・ダンス』

初めて海を見に行く少年たち。フランスからやって来た積極的な女性に惹かれる無口な羊飼いの青年。妹の結婚式で帰郷するシスター。人生の終わりが近づいている老人らサルディーニャ島に暮らす人々の生活が春夏秋冬の4部構成で穏やかに描かれます。個々のエピソードのくすっと笑える箇所だったり、美しい自然がカメラーワークで堪能できるなど決して派手な作品ではない小品という感じですが、結構気に入ってしまいました。最後のおじいちゃんのパートはどこなくフェリーニであったり、ちょっと東欧チックな監督の雰囲気を思い出しました。
原題:Ballo a tre passi 監督:サルヴァトーレ・メレウ 2003年製作
出演:ヤエル・アベカシス、ミケーレ・カルボーニ、ジャンパオロ・ロッド ほか
@イタリア映画祭2005(2005.4.29〜2005.5.4)にて
『愛の果てへの旅』

ティッタ・ディ・ジローラモはスイスの高級ホテルに家族の元を離れ8年間滞在している。誰にうち解けるでもなく日々黙々と過ごす毎日。仕立てのよい服に身を包み定期的にトランクに大金を詰め込みスイス銀行に入金し、週に一度だけ決まった時間にヘロインを打つ。それが彼の秘密。ところがある日、彼の生活をはたで2年間眺めてきたホテルのバーテン少女の存在を初めて意識した時、彼の8年間の生活はからからと音を立てて崩れていく。
『愛はふたたび』

去年のヴェネツィア映画祭に出品された作品。マッツァクラーティ監督の作品はこの前にイタリア映画祭で上映された『虎をめぐる冒険』もロマンチックな恋物語とひとくくりで言ってしまうのもちょっと違う ノワールな雰囲気もあるのにどこかすごくファンタジーなお話ですごく好きだったのですけれども、今回はかなり正当な恋の物語。



