『仕返し』
『四月の雪』

えー、わたくしは来日騒ぎやなんかのワイドショー以外で動いているペ・ヨンジュンをちゃんと見るのは、というか芝居している彼を見るのは初めてでした。『冬ソナ』も5分ぐらいのダイジェストしか見たことないし。今回の作品は監督がホ・ジノだからちょっと見ておこうかというのがその1で、このへんで「よんさま」みておいてもいいかぁって思ったのがその2の理由、ってなに言い訳してるのだ、自分。
お話は不倫旅行の最中に交通事故にあい意識不明の重態に陥った男女のそれぞれの夫と妻が病室で出会い、やがて互いの心の傷や苦しみを分かり合い心を許していくことで、最初はちょっとした弾み・互いのパートナーに対する復讐のつもりで関係をもつけれど、だんだん惹かれあってしまうという単純に言ってしまえば「逆不倫もの」です。
『タルチュフ』
モリエールの喜劇をカール・マイヤーが脚色した 「劇中劇」形式で語られる風刺劇。劇の中で若い貴族を巧みにだまし、何食わぬ顔で金品を巻き上げる生臭坊主タルチュフをE・ヤニングスがいつも通り怪演。どーみてもイヤらしげなエセくささが漂っているタルチュフにころりとだまされ湯水のように喜捨させられる愚かな貴族と、タルチュフの化けの皮をはがし夫の目を覚まさせようと色仕掛けを試みる妻の奮闘も楽しい。で、劇が終わったところで現実に戻りめでたしめでたし、とあいなるわけです。
ひょっとしてあの家政婦もヤニングスが演じてるのかなーと思ったんですが、たぶん違うと思います。似てましたけども…
原題:Tartueff 監督:F・W・ムルナウ 1925年製作
出演:エミール・ヤニングス、
@映画祭「ドイツ時代のラングとムルナウ」
(2005.9.10〜9.19開催)
『ニーベルンゲン』

先日観た記録映画『野獣たちのバラード』で大戦直前ぐらいにヒトラーやナチ、ドイツ民族をを称える絵やら彫刻が続々作られて美術館に展示されている場面があって、その中に自らをジークフリートと並べるヒトラーの自画像みたいなのがあって、まーよーやるよとあきれたものではありますが、そういえば脚本のテア・フォン・ハルボウという人はその後ナチに傾倒した人とか。ドイツ国民に捧ぐというクレジットがいつ入ったかはわからないけれど、『ニーベルンゲン』はドイツの民間伝承を基に作られた民話みたいなものらしいので、単純にそういった思想背景とは別に神々の伝説として楽しめる物語ではあります。
1部がジークフリートの冒険&ブルグント姫クリムヒルトとの結婚、アマゾネスじゃなくてブルンヒルトの横恋慕→ハーゲン・トロンイェによるジークフリートの陰謀死。2部ではフン族の王エッツェルと再婚したクリムヒルトがジークフリートの死の裏事情を知りみんなみんな、死んでしまえー!みたいなほとんどやけっぱちともとれる復讐劇。
壮大な歴史絵巻に相応しい大量物量、お金いくらかかってるんだろうってルビッチの時も思いましたが、でも壮大な神話を実写化するにあたって、CGもなにもない時代にこのようなほんとの大作が撮られていたことはすごいことだと思います。よくみるとジークフリートがやっつけるドラゴンとかかわいいんですけれどね。
岩波文庫でも読んでからもう一度スクリーンで観てみたいホントの大作です。
@映画祭「ドイツ時代のラングとムルナウ」
(2005.9.10〜9.19開催)
『燃ゆる大地』
『ファウスト』
原題:Faust 監督:F.W.ムルナウ 1926年製作
出演:ゲスタ・エクマン、エミール・ヤニングス、カミラ・ホルン
@映画祭「ドイツ時代のラングとムルナウ」
(2005.9.10〜9.19開催)
『アザー・ファイナル』
2002年のW杯の時に話題になっていたウラW杯、というか世界一よわっちい国を決めようとFIFAランキングで最下位にいるブータンとモントセラートが大会決勝戦に合わせて試合をしたという、当時スポーツ紙にも何度か取り上げられていたとは思うけど、その試合を準備&開催するまでのドキュメンタリー。その当時にはふーんと思ったけれど、やっぱこういうのを撮るための企画ものだったのかなぁと、どちらかといえばちょっぴりがっかり。
企画したのはW杯に出られなかったオランダのサポーターか組織委員会の人か知らないけどなんとなくただ者じゃなさそうでちょっと不審に思わないこともありません。だって事前に両国の取材に出かけたりとか関係者にあっていろいろ話聞いてるんだけれど、それってスポンサーがいないのどうのいってる割りには金のかけ具合が半端じゃないと思うし。それにブータンの関係者がいくら留学制度が整っているとはいえみんな流ちょうに英語しゃべってるのも?という感じ。そういえばブータンには『ザ・カップ-夢のアンテナ-』というお坊さんたちがW杯の中継を見たい一心でお寺を脱走したりする話がありましたね。あれはフランス大会の話だったけどなかなかほほえましいお話で好きでした。
こちらの試合自体は遠征前にコーチが辞任したり長旅と土地の違いやらで体調を崩していたモントセラートに対してブータンが4点ぐらいとって勝利するんですが最後はともに手作りのカップを分け合うという和気あいあい、スポーツに国境はない的ハッピーエンドでしめくくられます。
しかし最下位決定戦とはいってもそもそもFIFAのランキングなんてほとんどあてにならないですし、正直いってこの間の試合みたいなことやってたら今のジーコ・ジャパンはブータンやモントセラート以下かも…(爆)
『アトランティス』
…って宮崎アニメのマネっこ臭いディズニーアニメではなくってリュック・ベッソンの海の世界。先日『皇帝ペンギン』みたときにふと思い出したのがこれでした。なんでかっていうとポップな音楽づかいでね(苦笑)。こちらのサントラでスキャット披露するのはヴァネッサ・パラディでしたけども、もちろんサントラにはいつものエリック・セラとか、みていてあまりの美しさに涙したほどのマンタの遊泳シーンで使われていたマリア・カラスとかバラエティーに富んだよいサントラでした。
映画もグランブルーもとい『グレート・ブルー』を彷彿とさせるイルカちゃんやかわいいマナティちゃんとかうっつくしい魚の群れとかとても気に入っていて一時期我が家のテレビはこればっか環境映像よろしく映っていたことがありました。きれいな海の映像だとレニ・リーフェンシュタールの『ワンダー・アンダー・ウォーター』もすごく彼女独特のこだわりが感じられるというか、とにかく美しかったですけども。『アトランティス』も『ワンダー〜』もアイマックスなんかでみたら最高に気持ちいいだろうな。
しかし大タコのシーンでは画面に吸い付く吸盤をみててむしょーに「タコ刺し」食いたくなってしまった私は完ぺき日本人だよな…。
『心地よい部屋』
プラハの春を迎えるまでのとあるチェコのアパートに住む2組の家族に起こる出来事を当時の若者文化や普通の庶民の生活なども見せつつコミカルに描いた物語。






