『リバティーン』
『ニュー・ワールド』
『メギド』
『ふたりの5つの分かれ路』

愛が終わってしまった時、誰もがその原因を考える。思えばこんなことがあった。あの時こうしてればよかったのに。もしかして最初から無理だったんじゃないのか。こんなにつらいならいっそ出会わなければよかったのに。
そこにたどり着くまでにはいろんな分かれ路があっていくつもいくつも選択はある。そんな道程の中から5つの場面を切り取ったオゾンの作品。劇中で起きていることの裏側で本当はふたり各々の気持ちの中に何が起きていたのか、それはやっぱりみる人によって想像することは違うんだろうと思うけれど、心がチリリと痛んでしまった。夕日があまりにまぶしくて。
場面をつないでいたイタリア語の曲の歌詞が知りたかったなー。
@三軒茶屋中央
『理想の女(ひと)』

双方(または片方)が素性を知らずに近づいてみたら実は肉親だったというテーマは最近観たなかだとダグラス・サークの作品にありそうな感じ。それだけ古風な典型的メロドラマ的ネタかもしれないんだけれどこちらの作品は原作がオスカー・ワイルドなのですか。ふうん。
何も知らない若く貞淑で無垢な女メグと決して器用とは言えないけれど世の中の酸いも甘いも知り尽くし世を渡りながら生きている奔放な女ステラ。ふたりの間柄というのはロケットの写真でとっとと分かってしまうとはいえ、それまで浮気相手と目されていたメグの夫からいきなり明かされるのは寝てたじーさんじゃないけど唐突で軽く驚いた。ステラが何故にメグに接触したのか途中の流れからして?という部分がないでもないけれど、それだけ仮面をかぶるのが上手だったということなんでしょうか。
女優陣に比べてちょっと(若手)男優陣が弱いかなという気がしないでもなかったけれど、トム・ウィルキンソンはよかった。また最後はちょっと古風なハッピーエンドで好感。
@三軒茶屋中央
『プロデューサーズ』
『コーヒー&シガレッツ』

ジャームッシュのコーヒーとタバコを囲む風景のオムニバス。映し出されるのはダベる人々と無造作なようできちんとテーブルに乗っかったいろんなコーヒーソーサー、灰皿の映像ぐらいしかないんだけれどそこの見えない部分にどんな風景が広がってて、どんな香りする場所なのか想像できるのが楽しい、雰囲気味わい映画。画面に真剣に見入るというより、どこかお茶しにでかけて隣のテーブルで話されてるたわいもないおしゃべりやら言葉のやりとりに、ちょこっと耳がかたむいちゃうような感じでみてました。そんななかでも最後のじいちゃんふたりの風景にはついつい見入ってしまった。シャンパンのようにコーヒーを飲むってなんかステキな響き。紙コップで乾杯するじいちゃんたちの姿が美しかった。ビル・マーレーはおかしすぎ。『ブロークン・フラワーズ』も楽しみです。
そうそうホワイト・ストライプス.メグの「テスラ博士がいなかったらバンドのテスラもいなかった」ってセリフに久々テスラを聴きたくなった。まだ活動ってしてるのかなぁ。








