『アクメット王子の冒険』
『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』
『プルートで朝食を』

女の子に生まれるべきだったのにたまたま男の子に生まれついたかのような、無垢な心を持ったパトリック“キトゥン”の流転の半生。
70年代のアイルランドの小さな町。生まれた直後、教会の入り口にバスケットに入れられたまま置き去りにされたパトリックは子どもの頃から女の子の格好をすることが好きだったちょっと変わった子。自分を捨てた母は人気女優ミッツィ・ゲイナー似の美女で今はロンドンで暮らしていると聞いた彼はいつの日か再会することを夢見ている。彼のよさを理解しようともせず家の恥とののしる育ての母と姉に辟易した青年パトリックはひとり母を訪ねようとロンドンに旅立つ。旅の途中でであったロックグループにはIRAの武器守りをさせられたり、ほとんど文無しでたどり着いたロンドンでは着ぐるみショーやマジックショーの手伝いをして小銭を稼いでいたが、ある日居合わせたディスコでの爆破事件でアイリッシュの彼は爆弾犯と誤解され拘束される。やがて拘束を解かれた彼は担当警部のつてで水商売につくが、故郷から彼に会いに出てきた神父からまだ見ぬ母親の居場所を聞かされる。ついに母親との再会のチャンスを得たパトリックは…。
『マッカーサー』
『ブロークン・フラワーズ』

今はちっともルックス的にはドンファンには程遠いけれどその女性に接する物腰からするにかつてはドンファンもカサノヴァもありえるかも、という中年オヤジ ドン・ジョンス「ト」ンは一番新しい恋人シェリーに去られたその日、過去に関係のあった女性から「あなたの息子が会いに行く」という手紙を受け取り、戸惑う…。
かつての恋人に子どもが生まれていたと知り、彼女に会いにいくお話といって真っ先に思い出すのは『アメリカ 家族のいる風景』のしょうもないハワード。でもハワードと違ってドンの場合には「あの彼女が母親に違いない」という確信が自分の心当たりに全くないのが画期的。それでも隣のウィンストンの口車に乗せられた風を装って、しかたないからーと口では言ってもちゃんとアドバイスにはしたがっているのがハワードより偉いのか、情けないのか。










