『奇跡』
『悲情城市』

日本の植民地下より解放された台湾の戦後史で「二二八事件」に始まる台湾の動乱時期の悲劇。終戦解放のその日にひとつの命を授かった林家の人々を中心に長年タブー視されてきた歴史的事象を静かに描きホウ・シャオシェンの名を世界的に著名にしたエポックメイキング的作品。
…と見出しは付けてみたけれど昔観て先日観て、途中意識が遠のいているせいか実はいまだに把握し切れてない人物設定もあったりするので(限りなくトホホ)、機会があったらDVDでみないとだめだーと再認識した先日のBOW鑑賞でした。と、恥を忍びつつ再見の感想というか思い出話。
『メロ』
『ワイルド・ブルー・ヨンダー』

ニュー・ジャーマン・シネマの旗手として名高いW・ヘルツォーク監督の新作。といいつつ自分は『アギーレ 神の怒り』『ノスフェラトゥー』『フィッツカラルド』くらいしか観ていないんだけれど、この3本といえば印象に残っているのはクラウス・キンスキーの怪顔じゃなくて怪演ぶり。お正月ごろドイツ映画祭の告知が早々に朝日新聞に載った時、この作品のスチールがピックアップされていてそこに映ってるいかにもアヤしいおじさんの正面フォトを見て「またそれ系だわ…」と思ってしまったんですが、それがなーんと指輪の“蛇の舌”ことブラッド・ダリフと知った時にはびっくり。といっても彼の出演している作品で名前と顔が一致しているのは指輪ぐらいしかなかったし(『ミシシッピ・バーニング』にも出ていたとのこと。そーだったのか)、まさかこんなところで出会うとはみたいな驚きだったのですけれども。
『映画史特別編 選ばれた瞬間』

大元の『映画史』は観てません。今回は上映前に蓮實先生のレクチャー付き。先生のご本は読んでいるとものの3分も経たないうちに爆睡してしまう不届き者の自分ですがお話をお聞きするのはおもしろいから好き。小津映画のシンポジウムで『秋刀魚の味』だったかの見所を岩下志麻の肩からかけてる手ぬぐいで語られたのにはさすが先生だーととても感銘を受けた記憶があるのですが、今回の先生は「ゴダールは偉大なる大泥棒 それを人に分からないように持ってきて見せているだけ」とおっしゃる。…ほかのゴダールの作品を語れるほど観てないので何ともいえんのですが、もしそうならば『映画史』はまさに真骨頂と言えるでしょうね。また映画の見所として挙げていたジュリー・デルピーとウサギちゃんの類似性はわたしも大いに賛同いたします。あと蓮實センセがもうひとつ見所で挙げていたサビーヌ・アゼマの場面にかぶるトム・ウェイツの曲にはガクゼン。どっちが先とはいわないけれど、多分こっちが先だろうなーと思った「ルビーズ・アームズ」でした。
コラージュといった方がよいのかもしれないけれど、作品はおもしろかった。先生のお話しにもあった映画は生まれ落ちた時からその瞬間をモノクロの世界に閉じこめた「死」であったのに、やがて娯楽産業と化す矛盾というのが現れているような内容だったし、たぶんアメリカの映画産業なんかに関わっている人なんかには分かんない解釈というか絶対作れないだろうなというか。わたしもあまり分かってないけど、劇場で公開するならもう1回みたい。
(加筆予定あり)
『漁師と妻』
『宇宙を夢見て』
『サクリファイス』
『あこがれ美しく燃え』

これは公開してた時にひと昔はやった昔の少年と憧れの先生の関係モノというか個人授業系だったらちょっとなーと敬遠した覚えがあるのだけれど、題材シチュエーションに近いものはあるとはいえちょっと違って、憧れの先生と同時にその先生の夫とも不思議な友情がはぐくまれていき、その中で主人公の男の子が少年から青年へとたくましく成長していく描き方がすがすがしかったです。主人公のスティーグ少年は監督の実子なそうですが、こうしてみるといかにも北欧の美少年。当時はちょっと甘過ぎかもーとこれまた敬遠の要素のひとつであった気もするんですが、そんな見栄っ張りだったわたしがバカでした。っていうか自分が年くってこういうきれいな子に目がいっちゃうようになったのか(←絶対そう)。ロック魂を忘れている今日この頃のわたしです。いかんー。でもかわいいんだもん。
(加筆予定あり)









