『ドリームガールズ』

原題:DREAMGIRLS ドリームガールズ 監督:ビル・コンドン 2006年製作
出演:ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、ジェニファー・ハドソン、エディ・マーフィ
「One Night Only」のキャッチーなフレーズが耳に残っていたのできっとそうなんだろうなーと思っていたんですが、81年にブロードウェイで初演された同名ミュージカルの映画化作品。ダイアナ・ロスの在籍したシュープリームスが限りなく元になっているということで話題になっていたものの、たしかミュージカルは彼女のお気に召さなかったんじゃなかったっけ。でもこの映画ならきっと気に入るんじゃないでしょうか。なんてったって彼女の役にあたるディーナは決して野心むき出しの役柄ではないですし演じるのは人気のビヨンセですし。また脱退した元メンバーとの和解の場面で迎えるフィナーレも理想的だし。
『ルワンダの涙』
![Shooting Dogs [2005]](http://ec1.images-amazon.com/images/P/B000F5Z2J4.01._SCMZZZZZZZ_.jpg)
ルワンダで起きた出来事を『ホテル・ルワンダ』とは別の角度から描いた物語。助けを求めて逃れてきたものたちも、彼らを追ってフェンスの外に群がってくるものたちも、かつては顔をつきあわせてごく普通に暮らしてきたルワンダ人たち同士なのに、なんでそこまで相手を根絶やしにしようするまで憎いと思えるのか。たぶん「憎い」と思う感情さえも、人を殺すという行為を意識することさえもなく動いてるんだろうけれど、どうしてそんなことができるものなのか。
単なる融通の利かない規則に縛られ外側の人間と同じように自分自身も無能ぶりを感じているであろうベルギー軍指揮官のほうが、サラエボの遺体を観た時には泣けたのにここで起きていることを目の当たりにしても泣けない、それは対象が白人でないからと語る英国人記者のほうがまだ人間らしい感情があるんじゃないかと思えたり。表にいる人たちも自分たちのことも神様は平等に愛しているのかと尋ねるツチ族の少女に、殺しの行為は望まれてはいないけれどそれでも神は人々を同じように愛すのだと応えざるを得ない司祭。こんな問いが歴史の中で何度交わされてきたことか。そんな状況をわたしたちはあの白人青年と同じように同情しながらも恐怖心を抱えてただ見つめているしかないのがやるせなくて。
ハリウッドで名の知られたスターたちも複数出ていなければワイクレフ・ジーンの歌も出てきません。それでも観て知るべき映画だと思います。でも劇場では公開3週目にして朝1上映となってました。昨年ルワンダの過去に涙したお客はどこへ行っちゃったのでしょうね。もうルワンダで起きたことのお話しはみちゃったから話はそこでおしまいなんでしょうか。以下省略。
@TOHOシネマズ六本木
『墨攻』
『ミッドナイト ムービー』

昨夏ユーロスペースでレイトショー公開されていた時に観そびれていた作品。70年代初頭のアメリカの映画興行界に登場した「ミッドナイト・ムービー」と呼ばれるカルト映画ジャンルの誕生秘話が興行側・配給側・マスコミ・また代表作6本の監督のインタビューによって語られます。本国でのブームの背景にはベトナム戦争であったり公民権運動やら若者文化の台頭などさまざまな要因があったということはかなり興味深くおもしろかったです。登場する映画は以下の通り。
『エル・トポ』1970年 監督 アレハンドロ・ボドロフスキー
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』1968年 監督 ジョージ・A・ロメロ
『ピンク・フラミンゴ』1972年 監督 ジョン・ウォーターズ
『ハーダー・ゼイ・カム』1972年 監督 ペリー・ヘンゼル
『ロッキー・ホラー・ショー』1975年 監督/脚本 ジム・シャーマン
コメントで登場してるのは脚本・出演のリチャード・オブライエン
『イレイザーヘッド』1977年 監督 デヴィッド・リンチ
『ルムンバの叫び』

コンゴがベルギーから独立後、選挙によって初の首相となるも半年もしないうちに軍部のクーデターにより囚われの身となり無惨に殺害されたパトリス・E・ルムンバの物語。
"Lumumba"のタイトルはカンヌのリストなどでみたことはありましたが、国内で公開されていたことは知りませんでした。DVD発売を教えてくださったかえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEYのかえるさんありがとうございました。






