
中東のとある小王国の石油をめぐるアメリカ企業の買収の裏にはびこる陰謀を描く問題作。 ミッション遂行中にとある疑惑に突き当たり任務に疑問を抱くCIA工作員、巨万の富を共に手にする合併企業の調査を極秘に進める弁護士と企業の雇い主たち、若きエネルギーアナリストと王国の王位継承者であり外国資本に頼らない王国の自立を掲げる王子、合併によって働いていた採掘場?を解雇されてしまうパキスタン人青年ほかもろもろの複雑な人間関係。その中に見え隠れするのは自国の企業利益を優先的に保護し、なおかつ買収によって生まれた反抗勢力にも裏取引で武器を供給し、他国の相続争いにも口出しして有利に事を運べない相手はどんな手を使っても消すという某超大国のやりたい放題。
怒りを取り越して云々…いう以前にですね、分かってるならまだ怒りようもあるかも知れないけれど、人間関係、及びその図式が短時間で理解するにはちょーっと複雑すぎて字幕読んでるだけで精一杯、読むだけでいっぱいいっぱいなので、理解にはほど遠い。始まって10分も経たないうちになんにも資料読んでこなかったことを激しく後悔しました。とりあえずその場所がどこなのかインサートが入るのはありがたいんですけども、人名と肩書きも入れてくれーと泣けてきて、しょうがないから画面はともかく字幕を追うことに専念しましたが…やっぱりついていけてない。自分も小難しいとか漠然とした映画はメジャーマイナー問わずみている方だとは思いますが、ここまでウルトラ超難度の作品はなかなか…。だってアラブの人は顔同じに見えるし(暴)、アメリカ人オヤジも区別が付かないんだもの(爆)。
というわけで半白旗状態でクレジットを迎えたわけでしたが終わるやいなや後ろの席に座っていた外人集団が大討論。これはさすが問題作だけあるじゃないですかナニナニとちょっと聞き耳立てたら…あれは誰だーとか、あの人は何やってたんだー?とか基本的な確認話に花が咲いていて、まあ要するに外人さんがみても難しい映画だったんだなぁーとちょっとほっとして劇場を後にしたのでありました。もう1回観るには消耗しそうだし…。
これからお出かけになる皆さん、くれぐれも予習はしっかりして出かけましょう。
とはいえ、こういった内容で(+日頃の言動で)よくジョージが受賞したなーと思わないでもないアカデミー賞です(受賞スピーチでもなんか言ってましたね)。やっぱ体を張った演技が効いたのか…ヒィ〜
原題:SYRIANA 監督:スティーヴン・ギャガン 2005製作
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、クリストファー・プラマー他
@渋谷東急

