『パリ、ジュテーム』

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 短編オムニバスはぴりりとしまっているからこそ味わいがあるというかおもしろいと思うんですけれど、いくら著名な監督が作品提供してくれたとはいえ、この総尺はちと長すぎるんじゃないでしょか。ある程度本数絞って限定作品をもうちょっと持ち時間長めでみたかったなと思わないでもありませんでした。
 といいつつも気に入ったものほかひと言は以下の通り
どれもパリのかほりプンプンとはいえ語り口がいかにもらしいなあとおもった1番目の「モンマルトル(監:ブリュノ・ポダリデス)」と7番の「バスティーユ(監:イザベル・コイシェ)」

シリル・デクールがかわいくってお話しの続きがみたいなあと思った2番目の「セーヌ河岸(監:グリンダ・チャーダ)

『ラストデイズ』の番宣?じゃないけど英語しゃべる子がライアン・フィリップだとばっかし思ってたガス・ヴァン・サントの「マレ地区」

いかにも短編らしいおもしろさ濃縮の「チュイルリー(監:コーエン兄弟)」

作風のらしさを感じられたウォルター・サレス、ダニエラ・トマスの「16区から遠く離れて」

何だかなーって感じの「ショワジー門(監:クリストファー・ドイル)」

デフォさんにときめきつつも、なしてカウボーイ?「ヴィクトワール広場(監:諏訪敦彦)」

マイムでパリっぽさ満喫「エッフェル塔(監:シルヴァン・ショメ)」

昔はあんまし好きじゃなかったニック・ノルティがここのところいい感じなんですけれどこれも雰囲気が好きでした「モンソー公園(監:アルフォンソ・キュアロン)」

アサヤスはアサヤス?「デ・ザンファン・ルージュ地区」

「16区〜」同様移民の人々の日常の物語がしみた「お祭り広場(監:オリヴァー・シュミッツ)

ひとことステキ。「ピガール(監:リチャード・ラグラヴェネーズ)」

あの吸血鬼の女の子は『薬指の標本』の子だったのね「マドレーヌ界隈(監:ヴィンチェンゾ・ナタリ)」

最後のカットで映る向こう側の道路で数年前すっころびそうになりました「ペール・ラシェーズ墓地 (監:ウェス・クレイヴン)」

すき!「フォブール・サ・ドニ(監:トム・ティクヴァ)」

すてきすぎてカサヴェテスの映画が観たくなりました「カルチェラタン(監:フレデリック・オービュルタン、ジェラール・ドパルデュー)」

で、一番共感できたのはこれ。「14区(監:アレクサンダー・ペイン)」。所詮どんなにパリが好きっロンドンが好きっと言ったってわたしは通りすがりの観光客。だけど写真でしか知らない街並なのに自分が日常過ごしているのと同じ空気を感じて、たしかにそこに自分の居場所というか いてもいい場所を感じる瞬間が旅にはあって、そんな時その街に来てほんとによかったと思ったり。そんなことを思い出してたまらなくどこかに出かけたくなったのでした。

って感じでしょうか。

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